<人づくり>
この伝統あるシー汁浸漬法を現代に残すために、東京農業大学と共同研究を行ってきた忠孝酒造は、ただ製法を復活するだけでなく、学術的な研究を行い、そのシー汁浸漬法の意義について研究報告を行ってきました。これら研究の成果として、当社研究員が東京農業大学から博士号を授与されました。このことは泡盛製造業の中でも初めての快挙です。
<ものづくり>
昔醸翠古はこの失われた伝統的な製法を用いて造られた泡盛です。シー汁浸漬液に繁殖している微生物によって、原料米の性質が大きく変化し、一種の精米効果を生み出します。この作用が、泡盛の従来の酒質と異なり、やわらかな味わいとコクのある甘みを作り出すことに成功したのです。