現在の泡盛の製法工程は
@ タイ米を洗米
A タイ米を浸漬(20〜40分 水に浸す。) という工程です。
従来の工法とシー汁浸漬製法との大きな違いはタイ米を洗米せず15時間〜24時間浸漬するという点です。洗米は行わず、シー汁浸漬の際には前回の浸漬液を加えて静置します。前回の浸漬液(シー汁)を加えることにより、香りと味に幅が出、まるで3〜5年間貯蔵した古酒のようなまるくて軽快な甘さ が実現するのです。
シー汁浸漬は
・硬質米であるタイ米が一度蒸しで処理できる。
・製麹中に品温が急昇しない。
・種麹として友種をしようしても黒麹以外の糸状菌の汚染率が少ない。
・もろみ温度が急昇しない。
・できた製品の香味の幅がある。
などの利点があります。
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